リフォーム依頼の前にお考えいただきたいポイント
住み慣れた我が家も、年月を重ねるにつれ汚れや傷みが気になってくるもの。適切なタイミングでリフォームをすることは、生活をより豊かに快適にするために重要です。また近年では、中古住宅を安く購入し、自分好みの空間に変えるリノベーションを選択される方も増えています。
無理なくトラブルなくご要望通りのリフォームをしたいなら、すべてを業者任せにするのではなく、自分たちでもいろいろと準備をしておきたいものですね。ここでは、リフォームをご依頼になるまでにお考えいただきたいポイントについてご紹介します。
リフォームまでの事前準備
リフォームのイメージを描く
リフォームしたい箇所にはどのような不満や問題がありますか? リフォームで手に入れたい理想をできるだけ具体的にイメージしておくことも大切です。「ここをこう直したい」「こんな感じの部屋にしたい」というイメージが定まっていれば、業者からよりよい提案を得やすくなります。
リフォーム依頼で明確にしておきたいポイント
- リフォームの目的
- リフォームで手に入れたい暮らし
- 修繕したい箇所
- 使いたい素材
- 修繕箇所の優先順位
- 予算
リフォーム業者選定
具体的なイメージが固まったら、次は業者選びです。リフォームの出来は、業者の技術力や対応力にかかっています。できれば、数社へ要望を伝えて「相見積もり」を取り、リフォーム内容や価格を比較してみましょう。そのなかから、ご自身やご家族の希望を実現してくれそうな業者に絞り込みます。ただし、あまり多くの業者から見積もりを取ると、時間や手間がかかり過ぎて選び出すのが大変です。見積もり依頼は3~4社くらいがよいでしょう。
よりよい業者選びについてはこちらをご覧ください。
リフォーム費用(資金計画)
リフォームの規模が大きくなると、一時的な引越しが必要になるケースもあります。つまり、リフォーム会社へ支払う工事費用の他に、引越し費用、仮住まいにかかる家賃・敷金・保証金、さらに荷物を貸し倉庫などへ預ける場合はその費用も用意しておかなければなりません。
増築する場合は、建築確認にかかる申請手続き費用や不動産所得税、登記費用なども必要になります。ご自身のリフォームでどのような費用が必要になるかをあらかじめ想定しながら、余裕をもって資金を準備しましょう。
詳細打ち合わせ
STEP2で選出した業者と、工事内容についてじっくり相談しましょう。工事内容や工事費用だけでなく、工期や工事中に生じる騒音、それに伴う近隣への配慮などについても忘れずに確認しておきたいものです。具体的な工程表を提示してもらい、不明点や疑問点があれば納得できるまで質問しましょう。
また、工事が始まってから不具合が見つかり、追加で工事が必要になるケースもあります。そうした場合の進め方についても、事前に確認しておくことが大切です。
契約
打ち合わせ内容に納得できたら、業者と施工契約を結びます。口約束だけではその後のトラブルのもとになりやすいため、ご注意を。もし業者に口頭でのやり取りを求められても、きちんと契約書を交わしましょう。